老朽化し、雨漏りと夏の暑さに悩んでいた某工場のスレート屋根を、リフレクティックスカバー工法施工にて対策しました。
施工前は、屋根裏の温度は最高で52.6℃まで上昇していました。施工後は、最高でも37℃に抑えられている事と屋根からの放射熱が止まった為、体感的に暑さを感じなくなりました。
施工後は真夏の14時頃にもかかわらず空調設備の無い屋根裏の温度は室内温度と変わらない36~37℃であることから、太陽の赤外線(光)によって熱くなった屋根からの放射熱の影響が止まったことを示しています。 室内が36~37℃の温度なのに暑さを感じないのは屋根からの放射熱(熱エネルギー)を止めたことによるものです。人が室外で太陽の光(太陽の放射熱エネルギー)を浴びると暑さを感じ、木陰に入ると涼しく感じるのと同じです。気温は変わらなくても放射熱の影響を受けないと体感的に暑さを感じなくなります。
以上の事から、暑さの原因はほとんどが太陽からの放射熱(輻射熱)であり、太陽によって熱せられ熱くなった物体(建物の屋根や壁)から2次的に発生する放射熱(輻射熱)であることがご理解頂けたと思います。